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シリロ神父様の帰国発表挨拶

  毎年この頃、異動させる司祭たちの手紙が来ます。今年も来ました、この間。今年の手紙には私の名前が出ている。私は4月23日帰国します、と書いてある。
 

  理由は二つあります。ひとつは、この間9日、75歳になりました。そして本当に体に感じているね。「何ですか?」耳が遠くなります、「神父様、昨日言われたやないの。」・・忘れてしまう。叱られるばかりね。いま75歳だから、50%迷惑になりますね。来年は70%、再来年は90%迷惑になります。これが一番大きな理由です。
 

  もう一つの理由は、私がいつも説教の時に話しますね、「お母さんたちは子供に対して、説教を短くして祈る時間を長くしなさい。」同じように司祭も説教を短くしてお祈りを長くしなければならないということを私は本当に信じている。私はこれから皆のために祈りたい、ゆっくり。人生は、勉強する時期がある、働く時期もある、遊ぶ時期もある、祈る時期もある。私はそろそろ祈る時期に入っているから私は静かに皆のために祈りたいと思います。
 

  これが二つの大きな理由ですがもう一つ理由もある、どうしてスペインへ行くかというと、私には今現在8人の兄弟姉妹がいます。そしてこの兄弟姉妹のおかげで私はここにいる。私のために一生懸命祈り、祈るだけでなくて一生懸命やって下さったから、その人々のおかげで私はここにいる。今度は私がお返しをこの兄弟姉妹のために何かをしたい。何も出来ないかもしれないけれど、少なくとも居るだけ、存在だけでみんな満足すると思います。
 

  もうひとつの理由は、あなたたちは、教会でスペイン行って迎えてくれる人がいなかったら困るでしょう、私はちゃんといますからよろしくお願いします。 
 

  赤波江さんとタンス神父さんは残っているから、それだけでなくてあなたたちはみんな非常にしっかりしているから、私は本当に安心しています。
 

  皆さん今まで本当にいろいろとありがとうございました。そして皆さん、私の諸悪、私の欠点を許してください。 


 

    (2月12日ミサの中で)

 

 

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