聖金曜日主の受難の祭儀は、キリスト教の中でも特に重要な儀式のひとつです。この日は、イエス・キリストが十字架にかけられ、人類の罪を背負って死んだことを思い起こす深い祈りと感謝の時です。
今年はブレイズ神父が司式されました。沈黙のうちに、十字架、ろうそくも覆い布もない祭壇の前に、入堂された司祭が床に伏して祈りを捧げられます。これは、イエス・キリストの受難を象徴し、私たちがその犠牲を深く心に刻むための重要な瞬間です。
第一朗読、答唱、第二朗読、詠唱、受難朗読の後にお説教が続きます。ブレイズ神父は、イエス・キリストが私たちの罪を背負って十字架にかけられたこと、その死によって人間が罪と死の奴隷から解放されたことについて深く語ります。
続いて、盛式共同祈願が行われ、十字架の顕示が始まります。司祭が十字架を高く掲げ、歌いながら十字架にかけられた布を外して祭壇に運びます。顕示の後、皆で十字架を礼拝し、主の受難を思いながら静かに祈ります。私たちはイエス様を十字架にかけたのは私たち自身であることを認識し、深い祈りの中でその意味を噛みしめます。
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