聖週間について

典礼チーム

私たちは毎日曜日、信仰宣言を唱えます。

「天地の創造主・・・・・私たちの主イエス・キリストを信じます。主は聖霊によって宿り乙女マリアから生まれ、苦しみを受けて葬られ陰府に下り三日目に死者の中から復活し・・・・・」

このできごと 過越(すぎこし)を通して神のわざが成就されるという、私たちの信仰の根幹です。

このキリストの受難・死・復活を記念して行われる典礼は、4世紀後半ごろエルサレムで確立して盛大に祝われるようになりました。今年の聖週間を順を追ってみます。
 

4月1日(日)9時半 受難(枝)の主日

  主のエルサレム入城を記念し、祝別したしゅろの枝を持って行列入堂します。受難の朗読は、キリスト、語り手、群衆、他の登場人物それぞれ分担して読みます。
 

4月5日(木)聖木曜日 19時 主の晩さんの夕べのミサ

  キリストが聖体を制定し、自らの記念としてこれを行うよう命じた“最後の晩さん”を直接に記念します。ミサ中洗足式をおこないます。拝領後、御聖体は別の安置所に移されます。聖堂は祭壇上のものをすべて取り除き裸の状態にして、キリストの受難と死が始まったことを表します。私たちは仮安置所の聖体の前で祈ります。
 

4月6日(金)聖金曜日 19時 主の受難

  この日はキリストの受難と死の意義を思い起こし断食し、また救いへの過越(すぎこし)の途上なのでミサはありません。皆で集まって、「言葉の典礼」でヨハネの受難劇が朗読され、復活の希望のうちに「十字架の崇敬」がおこなわれ、「交わりの儀」の中であらかじめ聖別された聖体をいただきます。
 

4月7日(土)復活徹夜祭 19時 復活の聖なる徹夜祭

  聖土曜日もキリストの受難と死をしのぶ日で、日没までミサは行われません。“徹夜祭”は昔は文字通り徹夜で盛大に祝われてきましたが、今日住吉では夜19時から行われます。

  典礼は「光の祭儀」「言葉の典礼」「洗礼と堅信」「感謝の典礼」で構成され、火・水・復活ろうそくなど、キリストの復活と新しいいのちを象徴するシンボルが多く用いられます。

  「光の祭儀」 真っ暗なところから復活のろうそくに火がともされ各々のろうそくにもともされて“復活賛歌”が歌われ、キリストの勝利をたたえます。

  「言葉の典礼」 堂内すべての照明がつけられ着席。旧約聖書朗読は全部で七つありますが、当教会では第1朗読(創世記)、第3朗読(出エジプト記)、第7朗読(エゼキエルの預言)が読まれ、その一つずつに答唱詩編と祈願がつきます。

  ここで再びろうそくに火がともされ、“栄光の賛歌”を歌い、“使徒パウロのローマの教会への手紙”、アレルヤ唱、福音朗読と続きます。

  「洗礼と堅信」 洗礼は、復活したキリストの過越にあずかり、一人ひとりが古い自分に死んで新しいいのちに生まれる過越です。それでこの夜こそ洗礼式にふさわしい時と考えられてきました。すでに信者となった人々も自分の洗礼を思い起こし、神の子として生きる決意を新たにします。

  「感謝の典礼」 ここからはいつもの主日のミサと同じように行われます。
 

4月8日(日)9時半 復活の主日(日中のミサ)

  復活の典礼をしめくくる日中のミサは、新しい信者さん、初聖体の子どもたちを中心に一同でお祝いします。

 

 

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