典礼チーム
今年も四旬節の半ばになり、まもなくわたしたちは1年でもっとも大切な、ご復活の日を迎えます。 その直前の聖週間は次のような日程になります。
この日は主キリストのエルサレム入城と受難という、二つの出来事を記念します。わたしたちはシュロの枝を持って聖堂の入口に集まり、枝の祝福を受けた後福音の朗読を聞いて、司祭と奉仕者に続いて聖堂に入ります。 ミサの中では、キリスト・語り手・群衆などに役割を分担して、キリストの受難が朗読されます。今年はC年にあたるためルカ福音書から読まれます。
キリストが聖体を制定し、ご自分の記念として行うように命じた“最後の晩さん”を記念します。またキリストが弟子の足を洗った出来事にならって、司祭が数人の信者の足を洗う洗足式もおこなわれます。拝領祈願の後、 御聖体は別の安置所に移されます。祭壇上のものはすべて取り除かれ、キリストの受難と死が始まったことを表します。わたしたちは仮安置所の御聖体の前で祈ります。
この日はキリストの受難と死の意義を思い起こして断食し、また救いへの過越の途上なのでミサはありません。聖堂に集まって、「言葉の典礼」で役割を分担したヨハネによる受難の朗読を聞き、盛式共同祈願ののち 「十字架の礼拝」がおこなわれ、「交わりの儀」の中であらかじめ聖別された聖体をいただきます。
本来は夜を徹してキリストの復活を記念する典礼でしたが、住吉教会では夜の7時から行われています。 典礼は次の「光の祭儀」「言葉の典礼」「洗礼と堅信」「感謝の典礼」の4部で構成されています。
① 「光の祭儀」 聖堂の外で祝福された火が復活のろうそくにともされ、皆で「キリストの光」・「神に感謝」と 歌いながら、列になって真っ暗な聖堂に入ります。その後復活のろうそくから各々のろうそくに火がともされ、 “復活賛歌”が歌われます。
② 「言葉の典礼」 照明をつけろうそくを消して着席した後、旧約聖書が読まれます。全部で七つありますが、 当教会では第1朗読(創世記)、第3朗読(出エジプト記)、第7朗読(エゼキエルの預言)が読まれ、それぞれ 答唱詩編と祈願がつきます。その後祭壇のろうそくに火がともされ、“栄光の賛歌”を歌い、“使徒パウロの ローマの教会への手紙”、アレルヤ唱、福音朗読と続きます。
③ 「洗礼と堅信」 この徹夜祭は初代より洗礼式にもっともふさわしい時と考えられてきました。住吉教会でも この日に洗礼と堅信を受け、初めてご聖体をいただく方を迎えます。またすでに信者であるわたしたちも、各自の 洗礼を思い起こし、神の子として生きる決意を新たにします。
④ 「感謝の典礼」 ここからはいつもの主日のミサと同じように行われます。
この日はアレルヤ唱の前に“復活の続唱”を歌います。また初聖体のお恵みをいただく方もおられますので、 信者たち皆で喜びを分かち合います。
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