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10月22日の主日のミサの終わりに金神父様は、ウクライナで描かれた絵、パレスチナのベツレヘム、イエス様が生まれたベツレヘム、ガザ地区の写真のスライドを映され、私達がかの地に思いを巡らす助けとされました。

それに続いて次のようなお話をされました。

「一昨日の10月20日(金)は、私が日本に来てからちょうど3年になる日でした。コロナ禍の真っ最中に来ました。コロナが完全に収まる前に、ロシアによるウクライナ侵攻が始まりました。そして今、パレスチナとイスラエルが・・・。

皆さん、これは宗教戦争ではありません。イスラム教のアッラーとユダヤ教の神のために戦う、信仰のための闘いではありません。歴史の中で信仰のために戦ったのは殉教者だけでした。

夜遅くまで、なぜこの途方もない悲劇が始まったのか考えてみました。資料を探し、自分なりに整理してみると、人間社会の虚しさに、生きる意欲さえ失ってしまいます。果たしてこのような世の中で、希望を抱いて生きていけるのでしょうか。時代の変化によって、昨日の敵が今日の友となり、力の論理によってこちらについたり、あちらについたり・・。

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ああ、これが人間ということなのか・・・。一つしかない地球で、依然として行われている無数の悪行。私たちは何を見失って生きているのだろう?一体私たちは何のために生きているのだろう?一番大切なのは、私たち人間一人一人が、神の似姿であるという事実ではないでしょうか!一人一人を本当に大切にするような社会が来ることを願い、心を合わせて祈りましょう。

皆さん、今日から毎晩9時に、世界の平和のために一緒に祈りませんか?

毎晩9時、平和を求める祈りと、主の祈り、アヴェ・マリアの祈り、そして栄唱を、離れていても同じ時間に、一緒に祈りましょう。それぞれの家の平和のろうそくを灯す気持ちで。」

と、祈りを呼びかけられました。

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平和を求める祈り

平和の源である神よ

今なお激しい戦闘が続くウクライナやパレスチナでは平和を望む多くの人が犠牲となっています。

苦しむ人、虐げられている人を支えてくださるあなたに祈ります。国々の指導者を正しく導き、憎しみではなく愛を、争いではなくゆるしを、分裂ではなく一致を求める心をお与えください。

住む家をなくし、恐怖と不安の中で生活を強いられている人々を力づけ、心と体に安らぎをお与えください。

いつくしみ深い父よ、

この世界に聖霊を豊かに注ぎ、敵対する人々の心から怒りの炎を消し去り、絶望にあえぐ人々の心に希望の火をともしてください。

あなたが望まれる和解と平和が、一日も早く実現しますように。

わたしたちの主イエス・キリストによって

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平和を求める祈り

偉大なる、慈しみ深い神

平和といのちの主よ

あなたは、苦しみではなく、平和のための計画をお持ちです。

あなたは戦争を非難し、暴力に訴える者の思い上がりをくじきます。

あなたは近くにいる者にも、遠くにいる者にも平和がもたらされるように、また、すべての人種、国家がひとつの家族となるようにイエスをおつかわしになりました。

被造界のすべての生き物をおびやかす戦争、暴力と死の連鎖をわたしたちは望みません。

神の母、マリアとの一致のうちに今一度、あなたに請い願います。

人類の運命のかぎをにぎる人々が復讐や報復の論理を用いないよう、働きかけて下さい。

聖霊をつかわし、対話と忍耐、寛容と高潔さを通して、新しい問題解決への道を見出すことが出来ますように。これは、性急に戦争に向かうよりはるかに多く、平和の実りをもたらすからです。(聖 ヨハネ・パウロ二世)

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