聖週間について

典礼チーム
 

四旬節が終わりに近づき、まもなく私たちは教会の典礼の中でもっとも大切な、ご復活の日を迎えます。聖週間は次のような日程になります。
 

(1) 3月29日(日)受難の主日〔枝の主日〕 9時半

  この日は主キリストのエルサレム入城と受難という、二つの出来事を記念します。私たちはシュロの枝を持って聖堂の入口に集まり、枝の祝福を受けてから福音の朗読を聞いて、司祭と奉仕者に続いて聖堂に入ります。ミサの中では、第1、第2朗読の後で役割を分担して、キリストの受難の朗読があります。今年はB年にあたるためマルコ福音書から読まれます。

(2) 4月2日(木)聖木曜日 19時 主の晩さんの夕べのミサ

  キリストが聖体を制定し、ご自分の記念として行うように命じた“最後の晩さん”を記念します。またキリストが弟子の足を洗った出来事にならって、司祭が数人の信者の足を洗う洗足式も行われます。拝領祈願の後、御聖体は別の安置所に移されます。祭壇上のものはすべて取り除かれ、キリストの受難と死が始まったことを表します。私たちは仮安置所の御聖体の前で祈ります。

(3) 4月3日(金)聖金曜日 19時 主の受難

  この日はキリストの受難と死の意義を思い起こして断食し、また救いへの過越の途上なのでミサはありません。聖堂に集まって、「ことばの典礼」で第1第2朗読の後で役割分担をしたヨハネによる受難の朗読を聞きます。司式司祭による盛式共同祈願ののち「十字架の礼拝」がおこなわれ、「交わりの儀」の中であらかじめ聖別された御聖体をいただきます。

(4) 4月4日(土)復活徹夜祭 19時 復活の聖なる徹夜祭

  本来はキリストの復活を記念し徹夜の典礼でしたが、住吉教会では夜の7時から行われており典礼は「光の祭儀」「ことばの典礼」「洗礼と堅信」「感謝の典礼」の4部で構成されています。
 

 @「光の祭儀」 聖堂の外で祝福された火が復活のろうそくにともされ、皆で「キリストの光」・「神に感謝」と歌いながら、列になって真っ暗な聖堂に入ります。その後復活のろうそくから各々のろうそくに火がともされ、“復活賛歌”が歌われます。
 

 A「ことばの典礼」 照明をつけろうそくを消した後、旧約聖書が読まれます。全部で七つありますが、当教会では第1朗読(創世記)、第3朗読(出エジプト記)、第7朗読(エゼキエルの預言)が読まれ、それぞれ答唱詩編と祈願がつきます。その後祭壇のろうそくに火がともされ、“栄光の賛歌”を歌い、“使徒パウロのローマの教会への手紙”、アレルヤ唱、福音朗読と続きます。
 

 B「洗礼と堅信」 この徹夜祭は初代より洗礼式にもっともふさわしい時と考えられてきました。住吉教会では今年は洗礼を受ける方はいらっしゃいませんが、すでに信者である私たちは、各自の洗礼を思い起こし、神の子として生きる決意を新たにします。
 

 C「感謝の典礼」 ここからはいつもの主日のミサと同じように行われます。

(5) 4月5日(日)9時半 復活の主日〔日中のミサ〕

  この日はアレルヤ唱の前に“復活の続唱”を歌います。初聖体のお恵みをいただく方もあり、皆で喜びを分かち合います。

 

 

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