3月9日(日)、四旬節黙想会が行われました。今回は、今年で創設90周年を迎える住𠮷教会とも大変ゆかりの深い和田幹男神父が満を持して登壇されました。
神父は、神学者・聖書学者として高名な方です。大学等で教鞭をとられると共に、教区の教会では主任司祭も勤められました。1938年生まれで、霊名はパウロ三木。そもそものキャリアの振出は住吉教会の日曜学校とのことで、その同級生が信徒にもおられます。実際、聖堂に入られるとなつかしがる信徒が押し寄せ、さながら同窓会のような雰囲気となりました。
9時半からサンチアゴ神父と共同司式によるミサ。説教を担当されましたが、あふれる思いで話はあちこちに飛びました。傍らで聞いていたサンチアゴ神父は『素敵なお説教、ありがとうございました。』といわれました。
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10時半より70名を超える参加者を前に黙想会の講話。テーマは、四旬節に、旧約聖書詩編23「主が羊飼い Dominus pascit me」で祈る。黙想のヒントとして以下を挙げられました。
・現在のカトリック教会は、世界的に見ても生やさしい状況ではない。
・物質的に恵まれた現文明の中で、カトリック教会は取り残されているのだろうか。
・本当の信仰が必要とされており、大きな変化が求められている。
・「ロザリオ」や「十字架の道行」など、伝統的な信心の業の現代的価値について。
・変えられないことを受け入れる力は、神との対話(祈り)によって得られる。
・カトリック住吉教会の守護の聖人パウロ三木および日本二十六聖人について
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